お知らせ
- 結城市では、市民の健康増進および経済的負担軽減のため、帯状疱疹ワクチン予防接種費用を一部助成いたします。
- 助成を受けるには、協力医療機関で接種していただく必要があります。対象者や助成額など詳細は下記の「帯状疱疹ワクチン予防接種助成事業」をご確認ください。
帯状疱疹とは
原因と症状
- 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスを原因として発症する皮膚の病気です。子どもの頃にかかった水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中で長期間潜伏し、加齢や過労、ストレスなどで免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。
- 症状として、水ぶくれを伴う赤い発疹がからだの片側に帯状に現れます。症状は強い痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。
- 日本では、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方が、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
- 周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、これまで水痘にかかったことがない小児等には水痘を発症させる可能性があります。
帯状疱疹を予防するためには
帯状疱疹は免疫の低下によって発症するため、予防には日頃の体調管理が大切です。
- 1日3食、バランスの良い食事をとる
- 質の良い睡眠と十分な休養をとる
- 適度な運動をする
- ストレスをためないようにリラックスできる時間をとる
帯状疱疹予防接種について
帯状疱疹は、ワクチンを接種することで発症や重症化を防ぐことができます。
帯状疱疹の予防接種は任意接種です。法律による努力義務はなく、ご本人が接種を希望する場合に実施するものです。医師と相談し、予防接種の効果や副反応等について十分理解したうえで接種を受けましょう。
種別 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
---|---|---|
ワクチン販売名 |
ビケン (乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
シングリックス (乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
接種回数 | 1回 | 2回 |
接種間隔 | - | 1回目接種後、2か月から6か月の間隔をあけて2回目接種を行う |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
予防効果 | 60~70% | 90~95% |
副反応 |
注射部位の痛み、腫れ、発赤。 まれにアナフィラキシーや血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など重篤な副反応が現れることがあります。 |
注射部位の痛み、腫れ、発赤、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、悪寒、発熱など。 まれにアナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。 |
帯状疱疹ワクチン予防接種助成事業
対象者
接種日時点で、結城市に住民登録がある満50歳以上の方
※助成を受けられるのは生涯で一度限りです。過去に費用助成(生ワクチン1回または不活化ワクチン2回)を受けたことがある方は、対象とはなりません。
助成開始日
令和6年4月1日(月)
※助成開始日より前に接種した費用は全額自己負担となります。接種後に費用を請求できる償還払いの対象とはなりませんのでご注意ください。
費用助成金額
ワクチンの種類 | 回数 | 助成金額 |
---|---|---|
生ワクチン (販売名:ビケン) |
1回 | 3000円 |
不活化ワクチン (販売名:シングリックス) |
2回 | 1回につき6000円 |
助成方法
1.予防接種協力医療機関へ予防接種の予約をする。
2.結城市の帯状疱疹予防接種費用助成券兼予診票を記入し予防接種を受ける。
助成券兼予診票は、協力医療機関または市健康増進課窓口に設置してあります。市から個人への予診票の送付は行っておりません。
3.予防接種費用を医療機関へ支払う。
このとき、予防接種費用から結城市の助成金額を差し引いた金額が医療機関から請求されます。
※医療機関によって接種費用が異なります。接種費用については医療機関へ直接お問い合わせください。
協力医療機関
- 結城市内医療機関
- 小山地区医師会に加入している医療機関(小山地区医師会ホームページ)
※帯状疱疹予防接種を扱っているかどうかは医療機関へ直接お問い合わせください。
任意予防接種における健康被害の救済措置
帯状疱疹ワクチンは、法律に定める定期接種ではなく任意接種の扱いとなるため、予防接種法による救済の対象となりません。
万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合は、予防接種法ではなく、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく補償となります。