かみやまかわすわじんじゃだいだいかぐら
県指定文化財 無形民俗文化財 No.1
諏訪神社に伝わる太々神楽の発祥ははっきりとは判っていませんが、平安時代の天慶三(940)年、平将門の乱において、藤原秀郷が将門を攻める際に行った必勝祈願が、その起源と伝わります。
上山川諏訪神社の太々神楽の起源は明確ではありませんが、神楽面の裏面に『安永九年播州求之』と墨書が残されており、江戸時代中期の終わり頃には神楽が始まったと考えられています。
上山川諏訪神社太々神楽は十二座と呼ばれる舞から構成されています。
第 1座 「五行の舞(四方固め)」
第 2座 「猿田彦(天狗)の舞」
第 3座 「翁(剣)の舞」
第 4座 「蟇目(弓引き)の舞」
第 5座 「稲荷(男神)の舞」
第 6座 「稲荷(女神)の舞」
第 7座 「恵比須(鯛釣り)の舞」
第 8座 「ナギの舞」
第 9座 「ナミの舞」
第10座 「うずめの舞」
第11座 「手刀男の舞」
第12座 「大山ツミ(山の神)の舞」
神楽師は明治時代より半世襲的な伝承形態をとっており、伝承者全員が舞を踊り、笛・太鼓をひととおり演奏することができる免許皆伝となったもので構成されているところに特徴があります。
上山川諏訪神社の祭礼は例年4月3日に行われ、太々神楽が神社境内の神楽殿で奉納されています。また、結城市内10ヶ所ほどの神社から依頼を受けるなど、専業神楽師の形態を残しているところも大きな特徴のひとつです。
指定年月日 |
平成17年11月25日 |
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所在地 |
結城市上山川160 |
所有者 |
宗教法人諏訪神社 |