結城市では結城市国民健康保険の資格がある40歳から74歳の人を対象に、糖尿病などの生活習慣病の予防と早期発見を目的として、特定健康診査(特定健診)を実施しています。
結城市における令和5年度の特定健診受診率は29.5%でした。これは茨城県平均37.3%を下回り、県内44市町村中44位で最下位という結果になりました。国が定めた市町村国保の受診率の目標は60%であり、さらなる受診率向上の取組が必要となっています。
受診率の推移
結城市 | 茨城県平均 | 県内順位 | |
---|---|---|---|
令和元年度 | 30.9% | 38.5% | 43位 |
令和2年度 | 23.8% | 26.4% | 30位 |
令和3年度 | 27.6% | 33.5% | 43位 |
令和4年度 | 29.1% | 35.6% | 43位 |
令和5年度 | 29.5% | 37.3% | 44位 |
※令和2年度はコロナ禍のため全国的に受診率が低下しました。
なぜ受診率向上が必要なの?
特定健診は結城市国保加入者の生活習慣病の発症や重症化を予防するために実施していますが、それ以外にも結城市国保が支払う医療費の節約や受診率を評価する国・県からの補助金など国保全体に影響を及ぼします。
健康に自信がある方や通院中のかたも、年1回必ず特定健康診査を受診してください。
受診率向上のメリットなど
国保加入者の健康促進
特定健診を定期的に受診することで、病気の早期発見・早期治療が可能になります。特定健診を多くのかたに受診していただき、受診率を向上させることが、結城市国保加入者の健康を守ることにつながります。
医療費の節約
病気が重症化すると、治療や入院のために多くの医療費がかかります。医療費の大部分は患者の加入している健康保険が支払っていますが、一人当たりにかかる医療費が年々増加しており、大きな負担となっています。特定健診を毎年受診することで、病気の早期発見・早期治療が可能となり、医療費の節約につながります。
補助金への影響
国民健康保険は皆さまに納付していただいている国民健康保険税のほか、国・県からの補助金で運営しています。補助金の中には特定健診の受診率を評価するものもあるため、受診率が低いと結城市国保に入る補助金が少なくなり、最終的には皆さまの保険税の増額を招いてしまう可能性があります。
国保加入中の皆さまへのお願い
- 特定健診の対象になるかた(40歳から74歳)は年1回必ず受診してください。
- 通院中のかたも特定健診を受診してください。
- 受診をしていないご家族やお知り合いのかたがいる場合は受診を勧めてください。
- 健診の結果、要精密検査、要検査と判定されたら、すぐに医療機関を受診し、からだの状態を再確認してください。
- 職場などで健診を受けたかたは結果を市保険年金課へ提出してください。受診率に反映することができます。
- 通院中の検査結果の提出にご協力ください。医療機関での治療に伴う検査や定期的な検査には、特定健診の項目が含まれています。その検査結果の写しを市保険年金課へ提供していただくことで、市の特定健診を受けたとみなすことができ、受診率に反映することができます。