本市では、国民健康保険加入者1人当たりの医療費が年々増加している状況にあります。
医療機関へのかかり方や薬のもらい方を見直すことで、節約できる医療費があります。
安全安心な医療保険制度を持続させていくために、下記を参考にしながら、医療費の適正化にご協力をお願いします。
(3)お薬手帳を1冊にまとめましょう(ポリファーマシーの回避)
(4)リフィル処方せんの利用
(1) ジェネリック医薬品の積極的利用
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含有しており、先発医薬品と代替可能な医薬品であることを厚生労働省が承認した薬のことです。新薬より価格が安く設定されることが多く、薬代の節約につながります。
詳しくはこちらをご覧ください。(結城市ホームページのジェネリック医薬品のページに移動します。)
ジェネリック医薬品(後発医薬品)の利用促進にご協力ください |( 結城市公式ホームページ )
(2)OTC医薬品(市販薬)の活用
自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることをセルフメディケーションといいます。医療機関を受診するほどではない軽度な症状のときは、OTC医薬品(市販薬)を上手に活用することで、医療費の節約につながります。
医療機関を受診する時間の節約、医療機関の診療時間外でも購入できるといった利点のほか、セルフメディケーション税制で所得控除を受けることもできます。
セルフメディケーション税制についてはこちらをご覧ください。(厚生労働省のホームページに移動します。)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html
(3)お薬手帳を1冊にまとめましょう(ポリファーマシーの回避)
多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬を飲めなくなったりしている状態を「ポリファーマシー」といいます。必要以上に薬が処方されている場合があり、医療費増加の原因にもなっています。
ポリファーマシーを避けるためには、医師や薬剤師と薬に関する情報を共有することが重要です。医師や薬剤師が服薬している薬をすべて把握できるように、お薬手帳は病院や薬局ごとに分けずに1冊にまとめましょう。
・医療機関、薬局へ行くときには忘れずに提示しましょう。
・市販薬を買うときにも忘れずに提示しましょう。
・アレルギーや副作用歴などは必ず記録を取りましょう。
・服薬は医師、薬剤師の指示に従いましょう。
(4)リフィル処方せんの利用
リフィル処方せんとは、症状が安定している場合に、一定期間内に最大3回までであれば、診察不要で繰り返し利用できる処方せんです。処方せんの「リフィル可」欄に医師のチェックがあればリフィル処方せんとして利用できます。
医療機関を受診する回数が減り、医療費の節約につながります。
・処方せんは複数回使用するので大切に保管しましょう。
・一部対象外の薬があります。(向精神薬、湿布薬、新薬等)
・診察回数が減るので、気になる点や症状に変化があったときは薬剤師に相談しましょう。
・1回目の薬の受け取りは処方された日から4日以内に、2回目以降は調剤予定日の前後7日間に受けとりましょう。
調剤予定日は薬剤師が処方せんに記入します。
リフィル処方箋は電子化すると便利です。
・処方せん原本が紙からデータになるため、紙の処方せんの管理が不要になります。
・次回調剤日をマイナポータルで確認できます。
・調剤結果を他の医療機関・薬局で共有でき、ポリファーマシーを避けることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。(厚生労働省のホームページへ移動します。)
電子処方せん(国民向け)(厚生労働省)