海外では、日本国内でほとんど発生していない感染症や、国内よりも流行している感染症があります。安全で快適に滞在し帰国することができるように、海外で注意すべき感染症及びその予防対策について事前に確認しておきましょう。
出国する前に
渡航先において流行している感染症などの情報を入手するとともに、予防接種とその接種歴についても確認しましょう。国や地域によっては予防接種を受けなければ入国できないところもありますので、予めご確認ください。
渡航先の感染症情報
海外渡航のための予防接種
ワクチンの種類によっては、免疫ができるまで数週間かかったり、数回接種しなければ効果が期待できないものもあります。また、ワクチンによっては近くの医療機関では用意がないものもあります。余裕をもって医療機関に相談しましょう。
滞在中の感染対策
海外への渡航では、時差や気候の違いなどから、自覚していなくても様々なストレスを受けます。この結果、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。無理のないスケジュールを心がけ、ご自身の体調に気をつけましょう。
また、感染症予防の基本は手洗いです。外出後、トイレの後、食事前などに手洗いを十分に行いましょう。
主な感染経路 | 予防のポイント |
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水や食べ物 | 生水や生ものの飲食を避け、肉や野菜等は十分に加熱されたものにしましょう。 |
蚊・昆虫 | 蚊などは感染症を媒介します。刺されないように定期的に虫よけスプレーを使用しましょう。また、長袖・長ズボンを着用し、なるべく肌を露出しないようにしましょう。 |
動物 | できるだけ動物との接触を避け、接触した場合は速やかに手を洗いましょう。 |
河川や湖沼 | 淡水や川での水遊びを控え、裸足で歩かないようにしましょう。 |
帰国時・帰宅後に体調が悪くなったら
帰国時に発熱、咳、発疹、下痢などの症状があり体調に不安がある場合は、空港や港にある検疫所にご相談ください。
感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中又は帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。
その場合は、医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。
その他、不安を感じる方は保健所へご相談ください。→筑西保健所ホームページ