市長コラム(広報結城掲載)

市制施行70周年

 結城市は昭和29(1954)年3月15日、結城町、絹川村、江川村、上山川村、山川村の一町四村の合併により県内6番目の市(下館市と同日)として誕生しました。この日は市制施行の記念式典と功労者への表彰式が行われ、市制実現を喜ぶ市民で賑わう大通りを、結城市誕生の看板をつけた山車が練り歩き、駅前のロータリーには色とりどりの万国旗が張りめぐらされたそうです。
 本年は、それから70年の節目の年になります。先人たちが築いてきた歴史や文化に思いを馳せるとともに、未来につながる記念の年となるよう、各種イベントに加え、式典なども計画してまいります。
 結城市が今後100周年、200周年を迎えられるよう、次世代に残すべき大切な財産を絶やすことなく、また変化が必要な部分は大胆に改革を行い、市民の皆さまの笑顔と元気があふれる結城市を目指して、引き続き市政運営に邁進してまいります。

(広報結城 令和6年3月号 掲載)

 

令和5年 新年のあいさつ

 明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5類に移行され、本格的なアフターコロナの時代が始まり、本市においても、4年ぶりの通常開催となった「結城夏祭り」をはじめ、市内各地においてさまざまなイベントが盛大に開催されました。子どもたちの笑顔やまちの活気に触れ、やっと本来の結城市に戻りつつあることを実感いたしました。
 一方、私自身も8月の市長選挙にて多くの皆さまからご支持をいただき、2期目の市政をスタートいたしました。いつまでも笑顔と活気にあふれるまちとなるよう、「健康」「経済」「教育」を柱に市政運営に取り組んでまいりたいと考えております。
 なお、本市は、今年3月15日に市制施行70周年を迎えます。先人たちが築いた歴史や文化に思いを馳せるとともに、今年1年が未来につながる記念の年となるよう、各種イベントに加え、式典なども計画してまいりますので、引き続き、ご理解とご協力を賜りま
すようお願い申し上げます。
 結びにあたり、令和6年が皆さまにとって、健やかで幸多い年となりますことを心よりご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

(広報結城 令和6年1月号 掲載)

 

天平文化に思いを馳せて

 結城廃寺跡は、奈良時代のはじめに上山川の地に建てられ、室町時代の中期まで約700年間も続いた古代寺院の遺跡です。奈良・平城京を中心とした「天平文化」の特徴を色濃く示す文化財として、屋根瓦を生産した結城八幡瓦窯跡とともに、平成14年に国指定史跡となりました。
 近年の発掘調査では、経典を収めた建物「経蔵」や、梵鐘を吊り下げた建物「鐘楼」の跡と考えられる遺構、東日本では珍しい朝鮮半島由来のものに似た土器などが出土しており、東国への仏教文化の伝播と発展を考えるうえで極めて重要な遺跡であるといえます。
 地元の上山川小学校では、毎年6年生が結城廃寺跡について学んだことを在校生に向けて発表し、地域の誇る文化財を後輩たちに伝える取り組みを続けています。結城が誇る文化と伝統を、100年、200年先の未来につないでいくため、今後も発掘調査と保存整備を進め、将来的には史跡公園として観光資源にも活用したいと考えています。

(広報結城 令和5年11月号 掲載)

 

小林市政 2期目スタート

サンプル画像 この度、多くの市民の皆さまからご支援をいただき、引き続き市政を担わせていただくこととなりました。少子高齢化と人口減少が進むなか、本市は来年「市制施行70周年」を迎えます。この先100年、200年と本市が繁栄を続けるために、守るべきものは守り、変えるべきものは変えていく必要があります。
 そのような中で、2期目におきましては、今回新しく掲げました「新3K宣言(健康・経済・教育)」の三つの柱を軸としながら、全身全霊をかけて市政運営に取り組んでいく所存です。

『健康寿命日本一』を目指して【健康】

まず、一つ目の「健康」では、「市民の健康を守ることこそが全ての幸福の前提になる」と考え、『 健康寿命日本一』という目標を掲げました。幼児から子ども、青年期の現役世代、高齢者まで全ての市民が健康を意識し、より一層人生が豊かになるよう、個人ごとの健康増進・維持プログラムの導入や健康診断の受診率向上などに努めていまいります。

各産業の均衡ある発展へ【経済】

 次に、二つ目の「経済」では、市内産業の均衡ある発展を目指して、もうかる農業のための農地の集約化や基盤整備の推進、工業団地への新たな企業誘致による雇用の創出、また駅北部市街地への道路新設や核となる新施設の設置などによる商業・観光の活性化を図ってまいります。

子どもこそ未来をつなぐ財産【教育】

 そして、三つ目の「教育」では、「子どもこそまちの未来をつなぐ最も大切な財産」という考えのもと、「徹底子育て支援」をさらに発展させて、多様な才能を伸び伸びと引き出すことのできる「個育て」や、地域特性を生かした教育環境の整備を進めてまいります。また、現在計画中の「結城南中学校区新設校」についても、地域の声をしっかりと聞きながら着実に進めてまいります。


 私は、これからの「10年間」が、本市の将来を左右する勝負のときだと感じております。今後も、国や県との協力体制をしっかり構築しながら、「結城の新時代をつくりあげる」という気概を持って、市民の皆さまとともに明るい結城のまちづくりを進めてまいりますので、引き続き市政に対するご理解・ご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

(広報結城 令和5年9月号 掲載)

 

災害に備える

 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうようになり3年半以上の月日が経過しました。感染症自体がなくなったわけではありませんので気は抜けませんが、法律上の位置付けが変更となったこともあり、市内にも以前の活気が少しずつ戻ってきたように思えます。
 私が市長を拝命しての4年間、コロナ禍を含む災害への対応にはたいへん苦慮しました。特に、市長就任直後の「令和元年東日本台風」は、市内でも浸水被害が発生するなど大きな爪痕を残し、災害への備えの重要性と、行政の責務の重みを強く意識するきっかけとなりました。
 これから台風などの災害が多い季節を迎えます。備えあれば憂いなし、いつ何時、予期せぬ災害に襲われても最善の対応が取れるよう準備し、市民の皆様の安全と安心を守ることが私自身の責務であるとの思いを改めて強く持ち、元気と笑顔あふれるまち・結城をますます発展させるため邁進してまいります。

(広報結城 令和5年7月号 掲載)

 

子どもたちのためにできること

 筑西幹線道路の開通以来、地元からの陳情に基づき、市として要望活動を行って来た浜野辺の交差点に押しボタン式の信号機が設置されました。新年度の初登校時に子どもたちが安全に横断する姿を見て、ホッと胸をなでおろしたところです。
 さて、この交差点で地元の皆さんと登校する子どもたちを見守っていた時のことですが、地元の皆さんは子どもひとりひとりの名前と顔をすべて覚えており、声がけをしながら見送っていました。子どもたちが地域の宝として大切にされている様子は、子どもの数が少ない地域だからこそかもしれません。
 一方で子どもたちが健やかにたくましく成長していくためには、集団生活の中で多くの級友たちとの切磋琢磨が必要であるとも考えています。現在取り組んでいる結城南中学校区新設校の計画を進めていく中で、学校教育の在り方、地域コミュニティの在り方、そして何より、子どもたちのために何ができるのか、議論を深めていければと思います。

(広報結城 令和5年5月号 掲載)

 

令和5年 新年のあいさつ

 明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、年初からの第6波、夏の第7波と、これまで以上に新型コロナウイルスの感染が拡大したものの、ワクチン接種が進んだこと、ウイルスの変異により重症化率が大きく下がったことから、社会経済活動や文化・スポーツ活動を途切れさせることがないよう、「ウィズコロナ」の実践を第一として市政運営にあたってまいりました。
 一端としては、秋の恒例イベントである「祭りゆうき2022」、「きものday結城」を3年ぶりに通常規模で開催することができ、たいへん多くの皆さまにお楽しみいただくことができました。ひとえに開催に携わった皆さまの熱意と、市民の皆さまのご理解の賜物であると、この場をお借りして感謝を申し上げます。
 迎えた令和5年におきましても、3年目を迎える「第6次結城市総合計画」の将来都市像「みんなの想いを 未来につなぐ 活力あふれ文化が薫るまち 結城」の実現に向け、市民の皆さまと一緒にまちづくりを進めていければと思います。特に、近年の少子高齢化や人口減少などは本市だけの課題ではなく、友好都市である栃木県小山市、定住自立圏を構成する下野市や野木町など、地域をあげて取り組まなければならない重要な課題のひとつであります。解決に向けて地域一体となって、協力・連携して市政を進めてまいります。
 結びにあたり、令和5年が皆さまにとって輝かしい年となりますことを心よりご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

(広報結城 令和5年1月号 掲載)

 

ふるさと結城を応援したい

 市役所周辺の街路樹もすっかり葉を落とし、冬の訪れを日々感じています。
 さて、平成20年に「ふるさと納税」が始まって14年が経過し、すっかり身近な寄附制度として定着してきたのではないでしょうか。とかく高額なものやお得感のある返礼品のみがクローズアップされがちではありますが、制度の根幹である「故郷に恩返しがしたい」「がんばる地方を応援したい」という気持ちを大切にしたいものです。
 本市でも多くの方に応援していただけるよう、魅力的な返礼品を数多く取り揃えています。これらは普段使いのお手回り品やおみやげ物などに最適な逸品となっておりますので、市民の方にもぜひお買い求めいただければ幸いです。中にはこんな製品もつくっていたのと、目からうろこの感もあろうかと思います。そんな、市内企業や事業所の皆さんを応援していただければと存じます。

(広報結城 令和4年12月号 掲載)

 

“結”を冠した唯一の自治体として

 すっかり秋めいてまいりましたが、市民の皆さまには健やかにお過ごしのことと思います。
 さて、現在国内には1,700余の基礎自治体がありますが、その中で自治体名に「結」の文字があるのは実は「結城市」だけなのです。私たちは、この世に誕生する前から母親とへその緒で結ばれ、誕生後は多くの人たちと縁を結び、生かし生かされてきました。その人生の中でも最大の「結」は、「結婚」ではないでしょうか。
 本市ではこの度、「オリジナル婚姻届」を作成しました。本市に届出をした折には、結城紬の着付けサービスや記念撮影などの特典もご用意しています。縁あって結城で結ばれたお二人の末永い幸福を願い、市をあげて門出をお祝いいたします。できれば、結城に新居を構えていただけることを願いつつ…。

(広報結城 令和4年10月号 掲載)

 

生き生きと働ける社会を目指して

 結城市シルバー人材センターでは、設立以来、高齢者の社会参加の促進や就業機会の提供などにより、地域福祉の向上に大きく貢献していただいており、改めて深く感謝申し上げます。
 2000年代後半のいわゆる「団塊の世代」の大量退職や、近年の少子高齢化による急速な人口減少などにより、労働力や担い手の不足が深刻化しています。一方で、定年を迎えても豊富な労働意欲や卓越した知識・技術を持つ人材も数多くおり、シルバー世代の意欲と企業のニーズをマッチングすることは、活力ある社会を構築するうえで欠かすことができません。
 「結城に住んで良かった・これからも結城に住みたい」と思っていただけるよう、全世代の市民の皆さんが持てる力を存分に発揮できる地域づくりを進めてまいります。

(広報結城 令和4年8月号 掲載)

 

結城の歴史に思いを馳せて

 当市の新型コロナウイルス感染者数は、ピーク時より落ち着いているものの、新規感染者が連日判明しており、完全に「ゼロコロナ」とはいかないようです。一人ひとりが免疫力を上げて、「ウィズコロナ」時代を乗り切っていきましょう。
 さて、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、関東各地の御家人が登場しており、結城家初代・朝光公も、今後出番があることを大いに期待しております。朝光公は、鎌倉殿(源頼朝)が烏帽子親となって元服し、奥州藤原氏の征伐でも功績をあげるなど、頼朝の側近として活躍しました。以後、結城家は18代・400年にわたり、関東の有力武家として結城発展の礎を築きました。
 この機会に、多くの先人たちが紡いできた結城の歴史に、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

(広報結城 令和4年6月号 掲載)

 

すべては、この結城のために

 令和4年度の予算につきましては、厳しい財政状況の中でも市民の皆さまが真に求める施策やサービスを提供できるよう、できる限りの事業を盛り込んでおります。
 本市の将来都市像「みんなの想いを 未来へつなぐ 活力あふれ文化が薫るまち 結城」を実現するべく、私の公約でもある「徹底子育て支援」「文教都市・結城を創る」「みんなにやさしい行政サービス」「安心・安全な地域社会」「強い経済で雇用を増やす」の5つを柱に、各施策を積極的に推進してまいります。
 特に、本市の魅力を広くPRし「結城ファン」を増やすことや、音楽を軸とした地域活性化、教育・保育環境の充実と子育て世帯への支援、ふるさと納税の更なる推進などに、積極的に取り組んでまいります。

(広報結城 令和4年4月号 掲載)

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