新型コロナウイルス感染症の基本情報
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2と呼ばれるコロナウイルスによって引き起こされる疾患です。
- 感染者の口や鼻から、せき、くしゃみ、会話等のときに排出される、ウイルスを含む飛沫またはエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸引するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
主な症状
- のどの痛み、せき、鼻水・鼻づまり、体のだるさ、発熱、筋肉痛など全身の症状が出ることが多いです。
- 軽症の方は、発症後1週間以内に症状が軽快することが多いです。
- 高齢者や基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方は重症化リスクが高くなります。
- 重症化のリスクとなる基礎疾患等には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙があります。
- 重症化リスクの高い方や、症状が重い方などは、医療機関に相談しましょう。
体調に異変を感じた場合
- 抗原検査キットで自己検査をお願いします。陽性の場合は、一定期間は外出を控えることが推奨されます。
- 高齢者や基礎疾患のある方、症状が重い場合などは、かかりつけ医などの医療機関に相談してください。
- かかりつけ医がない方や受診可能な医療機関が不明な方は、#7119へご相談ください。
- 感染症法に基づく感染した際の就業や日常生活の行動制限はありません。
参考情報
新型コロナウイルス感染症に感染した場合
令和5年5月8日以降(5類感染症に移行後)、新型コロナ患者や濃厚接触者に対して法律に基づく外出自粛は求められません。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。その際、以下の情報を参考にしてください。
外出を控えることが推奨される期間
- 特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を0日目として5日間は外出を控えることが推奨されます。
- 5日目に症状が続いた場合、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。症状が重い場合は、医師に相談してください。
- 10日間が経過するまでは、ウイルス排出の可能性があることから、不織布マスクを着用したり、高齢者等ハイリスク者と接触は控える等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。発症後10日を過ぎても咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、マスクの着用など咳エチケットを心がけましょう。
- 詳しくは新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状について
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかった後、ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善します。いまだに不明な点が多いですが、一部の方で長引く症状(罹患後症状、いわゆる後遺症)があることがわかってきました。
- 症状が改善せず続く場合には、かかりつけ医等や地域の医療機関に相談しましょう。
- 詳しくは新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。
参考情報
●新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について(厚生労働省ホームページ)
●新型コロナウイルス感染症に関する罹患後症状について(茨城県ホームページ)